スピーカー修理


ある型番の
片方のメイン・スピーカーのドライバーが壊れ 修理を依頼され
単純にフラムが飛んだのが原因でない場合などの点検手順一例


音量を出しすぎますとウーハーより 
ドライバーのフラムが飛んだり
フラムのコンデションが悪くなり音が荒くなったりしてしまいます。

正常な方のスピーカーも
音量をある程度出しても 
音のビビリなど異常が無いか一通りチェック

その正常な方の マグネットとダイヤフラムを 
もう片方のスピーカーに取り付け 
まず 取り付けネジなどがそろっているか確認
その後 
音量をある程度出して
音のビビリなど異常が無いか一通りチェック 

正常な方の マグネットとダイヤフラムを 
もう片方のスピーカーに取り付け
におきまして 分解して取り付けなど面倒であれば 
正常な方のドライバー全体を取り付けて 
ネットワークなど ドライバー以外のものが
正常か確認

チェックの手順:
まず 正常な方のスピーカーだけ
できるだけ小さい音量で
鳴らして ドライバーに耳を近づけて 
高音のみ出ているか確認し 
スピーカーの入力端子の横にある
ATTつまみ(ドライバーのアッテネーター)を 
回して音量が変化するかも確認し
異常が無ければ このツマミを
ノーマルの位置にします。
この時 ドライバーから低音も出ていたり音が歪んでいるなど
異常が無いかチェック

次に ウーハーのスピーカーに
耳を近づけ低音のみが出ているか
確認してから 
少しづつ音量を上げながら
同様に確認

音量を ある程度上げても それぞれ
異常がなければ 

もう片方のスピーカーにアンプをつないで
(その時 ドライバー用の配線など 遊んでいる 
スピーカー内の配線はショートさせないよう処置します)
ウーハーのスピーカーのみ同様にチェック
異常が無ければ
ドライバーを取り外し このスピーカーへ取り付けますが
取り外す時は ドライバーの上下、スピーカー端子の
取り付けソケットの位置、配線の色 など印をつけておきますが 
(外す前にデジカメで撮影しておくと便利)
フラムについているスピーカー端子は無理をして抜くと
傷む事がありますので キツイようでしたら
無理に外さない 
スムーズに外せれば もう片方のスピーカーに配線し
前と同様にチェックして行きますが 
外し難いようであれば スピーカー端子前で
処置して取り外します。



YAMAHA S4115HU 純正 ウーハーユニット(メーカー販売価格 ¥23000)
JA3813 8Ω 120W

ユニットは デリケートですので 梱包を開ける時 刃物などを使用したり
取り付ける時 ドライバー などで ユニットのコーン部を傷つけないよう注意が必要です。

YAMAHA S4115HU の
裏蓋のコネクターと各ユニットは 短目のコードでつながっていますので
開ける時は注意しないと 特に 短いコードの方のドライバー接続部が傷みます。

ユニットの端子と接続してある ソケットは結構デリケートですので 
取り外し、取り付けには注意しないと 欠けたり 曲がったりします。

ウーハーの 極性は 赤いコードが + 側 となります
2台以上(ステレオ)で使用される場合 
ウーハーの極性は 総て 赤いコードが + 側 で統一しませんと 
逆相となり 聞く位置により 低音が 非常にカットされてしまいます。

ウーハー・ユニットには 極性が + − と刻印されています。
この部分は デリケートで 
始めから 緩んでいる事が多くあり 機能的には問題ありませんが
取れてしまうのを避けるため ソケットの抜き差しの時は 
ストレスが かからないように
この部分を手で固定しながら行うと良い。


マグネットの直径 185mm

マグネットの大きさは
利得に影響します。









ウーハー


ドライバー




ネットワーク

スピーカーで一番多い 故障は 
音量の出しすぎ や 衝撃音 による 
スピーカー・ユニットの破損ですが 
ネットワークの故障も 時々あります。
ウーハーの場合は 
直接 アンプを接続して 
ユニットの状態を確認できますが 
ドライバーは 直接 アンプを接続すると
瞬殺されますので 
絶対やってはいけません。




ドライバー用 アッテネーター、




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